歯周病の初期症状を知っておこう!
歯周病は初期症状を見逃さないことが鍵
歯周病は、細菌感染症の一種で誰でも発症する可能性があります。痛みは出にくく、気づきにくいのが特徴です。初期症を把握し、小さな変化を見逃さないことが鍵です。歯周病は早期に治療すれば進行を止めることができますが、放置していると重症化して、歯周病細菌が歯槽骨を破壊し、最悪の場合は歯が抜けてしまいます。
歯周病と歯石の密接な関係
歯周病の原因は、主に細菌の塊といわれる歯垢(プラーク)にあります。歯垢は歯の表面に毎日形成され、唾液中のカルシウムなどと結合して硬化し歯石に変わります。歯石は自分でとることができないので、蓄積されて歯茎の炎症を引き起こし、歯周病が発症してしまいます。
初期症状に要注意!
歯周病進行中のサインです
歯周病は適切な処置をとることで進行を抑制することが可能です。初期症状をご自身で覚え、初期症状を見逃さないことは非常に重要になります。放置すると危険ですので、以下の症状に注意してみましょう。
健康な歯肉はピンク色で引き締まっていますが、歯周病で炎症が起こると、歯茎が赤く、丸みを帯びていて、腫れていることがあります。気が付きにくいですが、毎日の歯磨きで歯ぐきの状態を鏡でチェックすることが予防に繋がります。
歯磨きの際に、歯ぐきから血が出ることがあります。これは歯肉の炎症が進んでいるサインです。出血すると「磨いたらもっと出血するかも」と思い、つい磨き方が甘くなりがちですが逆効果です。この時点で、歯科医院に検診にいくことが非常に重要です。
細菌が増殖すると、口の中から不快な臭いがすることがあります。口臭はご自身で気づきにくいです。正直に教えてくれる身近な方に確認してみたり、気になる場合は歯科医院でチェックしてもらうと安心です。
歯周病は細菌の増殖を防ぐための予防を
歯周病は感染症ですので、細菌の数を増やさないことが鍵になります。日頃から歯周病予防の対策をとっておくことが、大切になってきます。
歯周病の早期発見と治療のために、定期的なメンテナンスが重要です。歯科医師や歯科衛生士による専門的なクリーニングや歯周ポケットのチェックを受けましょう。
歯垢の蓄積を防ぐために、正しい歯みがき法を実践しましょう。特に歯と歯ぐきの境目や歯間を丁寧に磨くことが重要です。歯ブラシで落とすことの困難な汚れは、歯間ブラシやフロスを使って除去しましょう。
タバコは口腔内の血行を悪化させ、口の中の組織が十分な酸素や栄養を得られなくなります。また、白血球数が低下し、免疫力が低下し、歯周病が進行しやすいです。そのため禁煙をすることが予防に効果的です。
健康な食事を摂取し、栄養バランスを保つことが歯周病予防に役立ちます。特にビタミンやカルシウムを含む食品は歯と歯ぐきの健康維持に重要です。
ストレスは免疫機能を低下させ、歯周病のリスクを増加させる要因になります。適切なストレス管理を行い、ストレスが多いときは、歯ぐきの状態をこまめに確認してみましょう。
歯周病の初期段階で、正しいブラッシング方法を指導してもらったり、適切な処置をしてもらうことで、歯周病が進行するのを止めることが可能です。処置は早いほど治療も短期間で済みますので、初期症状を見逃さないことが非常に重要です。
普段の歯磨きで自分の口腔内をチェックし、定期的なメンテナンスと適切な口腔ケアを実践して、歯周病のリスクを低減しましょう。当院では、患者様に寄り添い生活背景を考えた、予防や治療のご提案をいたします。
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