あいうべ体操の効果とは?口周りの筋肉を鍛えよう!
あいうべ体操で
口の筋肉を鍛える目的とは?
あいうべ体操は、口や舌の筋肉を鍛えるための体操で、特に「口呼吸」の改善を目的としています。口呼吸を続けると、口内が乾燥して虫歯や歯周病のリスクが高まったり、歯列不正や睡眠時のいびき、そしゃく機能低下などの原因となります。
あいうべ体操を行うことで、口を閉じた状態で鼻呼吸をしやすくし、口の機能や環境の改善する効果が期待できます。
あいうべ体操のやり方
あ:口を大きく開けて「あ」と発音します。
い:口角を左右に広げて「い」と発音します。
う:唇をすぼめて前に突き出して「う」と発音します。
べ:舌を下に出し、できるだけアゴの先端に近づけるようにして「べ」と発音します。
ポイント1
1日に3回、各10回ずつ行うことが推奨されています。例えば、朝、昼、夜の3回に分けて行うと良いでしょう。
ポイント2
筋肉をしっかりと使うために、口を大きく開けたりしっかりと唇をすぼめたり、各動作を大きく、ゆっくりと行うことが重要です。
ポイント3
「あ」「い」「う」「べ」のそれぞれの発音に合わせて行うことで、口周りの筋肉をより効果的に鍛えることができます。
口の筋力がないと起こりうるリスク
あいうべ体操は口呼吸改善が主な目的ですが、「あいうべ体操」をおすすめする理由はいくつかあります。あいうべ体操は、口の筋肉だけでなく全身の健康が改善されるため、健康へのアプローチとしても効果的です。
口周りの筋肉が弱いと、口を閉じる力が不足し自然と口呼吸になりやすくなります。口呼吸は口内を乾燥させ、虫歯や歯周病のリスクを高めたり、口からウイルスが侵入し、インフルエンザなどのウイルス性の風邪にかかりやすくなります。
あいうべ体操を行うことで口の筋力がつき、鼻呼吸が習慣化されるようになります。
口呼吸により歯列不正になるリスクが高くなります。口呼吸は舌の筋肉も弱いケースが多く、舌の位置や唇の力が正しく機能せず、歯並びに影響を与えることがあります。
あいうべ体操で筋肉を鍛えることで、特にお子様の舌癖や咀しゃく力をサポートし、口呼吸のリスクを減らします。
口呼吸は舌の筋肉を弱め、いびきや睡眠時無呼吸症候群の原因となることがあります。いびきは睡眠の質の低下、睡眠時無呼吸症候群は、心血管疾患の合併症を引きおこすリスクが高まります。
あいうべ体操を続けることで、全身的な疾患の予防につながることがあります。
効果を実感するためには1か月継続が大切
あいうべ体操で大切なのは、「無理をしない」「毎日続ける」ということです。最初は筋肉が慣れていないため、疲れやすいです。一度にたくさんやるよりも、毎日継続することで筋肉が徐々に強化されていきます。
また、顎関節症の人にとって、あいうべ体操が負担になることがあるため、慎重に行う必要があります。痛みを感じた場合は中止し、様子を見てから再開してください。
あいうべ体操で口から全身の健康サポートを
あいうべ体操はシンプルで時間もかからず、特別な道具も必要ないため、患者様が日常生活に取り入れやすいというメリットがあります。また、口腔内のさまざまなリスク軽減だけでなく、全身の健康に関係する優れた体操です。
毎日の習慣に取り入れることで、口呼吸によるリスクを減らし、健康的な体をサポートします。ぜひ、今日からあいうべ体操を始めてみてください。当院でも、あいうべ体操のやり方をお伝えしますので、気になる方はご相談ください。
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