インプラント素材チタンの安全性
インプラントに使われる「チタン」とは?
志木市の歯医者ファミリー歯科では、歯を失った場合の治療法のひとつとしてインプラント治療をご提案しています。インプラント治療ではチタンでできた人工歯根を顎の骨に埋め込み、上部構造を設置して欠損部を補います。使用する素材がなぜチタンでなければならないのか、その安全性について、チタン製インプラントの歴史に触れながら解説していきます。
チタン製インプラントの始まり
オッセオインテグレーションの発見
人工歯根を埋め込むという治療法自体は紀元前から存在していました。しかし現代のチタンを埋め込むインプラントの歴史は、1952年にスウェーデンのブローネマルク博士が、チタンと骨が強固に結合する「オッセオインテグレーション」という現象を偶然発見したことから始まります。
チタン製インプラントの安全性は?
チタンは金属の中でもアレルギー反応が少なく、身体に対してほとんど有害な作用を及ぼしにくいため、金属アレルギーの方も安心してインプラント治療を受けることができます。
チタンはその生体親和性の高さから、歯科医療の場だけでなくペースメーカーや骨折治療用の固定ボルト、人工関節など他の医療分野でも幅広く活用されています。
1,500人の歯科インプラント患者を対象に行ったチタンアレルギーの臨床研究では、インプラントを埋入した患者のチタンアレルギー率は0.6%、チタン以外の金属アレルギーを持つ患者のチタンへの陽性率は5.3%であったと報告されています。
このように、チタンアレルギーを起こす方はごくわずかですが、金属アレルギーの既往がある方は、インプラント手術前にパッチテストを受けることをおすすめします。
インプラント治療後もMRI検査は受けられる?
顎の骨に金属を埋め込むことから、インプラント治療を受けるとMRI検査を受けられなくなるのではないかと心配される方もいらっしゃいます。
MRI検査では、強い磁石と電波を発生させることで身体の内部を画像化します。チタンは金属ですが磁力を持たないため、強力な磁場を発生する装置に近づいてもほとんど悪影響を及ぼすことはありませんので、問題なく検査を受けられます。
ただし、磁石を使用しているインプラントオーバーデンチャーの場合はMRI検査が受けられない場合があります。装置の構造などについては担当医へ事前に確認しましょう。
インプラント個別相談を実施しています
志木市の歯医者ファミリー歯科では、カウンセリングからお見積りまでを無料で行うインプラント個別相談を受け付けております。
当院のインプラント個別相談は治療を強制するものではありませんので、インプラント治療の流れや費用、治療期間など、治療について気になることがありましたらお気軽に当院へご相談いただければと思います。
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