虫歯の二次カリエスって?治療後も安心するのは危険です
虫歯の治療後も
「二次カリエス」に要注意!
「虫歯の治療が終わったから、もう安心!」と思っていませんか?
実は、治療後の詰め物や被せ物は永久に使える訳ではありません。経年劣化により、虫歯が再発するリスクがあります。虫歯の再発のことを特に「二次カリエス」と言い、これを繰り返すことで歯を失ってしまう場合も…。今回は、治療した歯の耐久年数や、劣化のサインなどを詳しく解説します。
虫歯治療後の歯に
こんな症状ありませんか?
詰め物や被せ物の素材が劣化しているサインはいくつかあります。以下のような症状が見られる場合は、劣化が進んでいる可能性があるため、早めに歯科医院でチェックを受けることをおすすめします。
✓変色
詰め物や被せ物の色が変わったり、周囲の歯と比べて違和感を感じる場合、素材が劣化している可能性があります。
✓欠けや擦り減り
詰め物や被せ物の一部が欠けたり、表面が擦り減ってきたりする場合は、耐久性が低下しているサインです。
✓詰め物のすき間
詰め物と歯の間にすき間ができると、虫歯が再発するリスクが高まります。舌で触った時に、舌にあたる感じや段差がある時は要注意です。
噛んだときに痛みを感じたり、詰め物が浮いたように感じる場合は、詰め物や被せ物の状態に問題がある可能性があります。
冷たいものや温かいものを食べたときに、しみたり痛みをを感じる場合、虫歯の再発など歯自体になにかしらの問題が考えられます。
虫歯治療した歯の耐久年数について
虫歯を治療した歯は、治療後もずっと健康な状態を保てるわけではありません。実は、治療に使用される素材や方法によって耐久年数が異なり、一定期間が過ぎると再治療が必要になることがあります。
銀歯
保険診療でよく使用される銀歯は耐久性が比較的高いものの、噛み合わせの変化や経年劣化により約5~7年後には交換や修復が必要になることが多いです。
CR
(プラスチック素材)
見た目が自然で銀歯よりも目立たないのが特徴ですが、耐久性はやや低く約2~3年で摩耗や欠けが生じる可能性があります。
セラミックやジルコニア
自費治療で使用される材料で、耐久性は半永久的と言われています。歯との適合性が高く精密に作製されているため、基本的には交換などは必要ありません。
耐久年数が短くなる理由
詰め物や被せ物は、口腔の状態や生活習慣によって寿命が短くなることがあります。自分の歯の状態をよく理解し、適切な対策を取ることで、治療後の歯を長持ちさせることができます。
理由1 噛み合わせの力
強い噛み合わせや歯ぎしり、食いしばりがあると、詰め物や被せ物に大きな負担がかかり、劣化や破損を引き起こす原因となります。
理由2 硬い食べ物や粘着性のある食べ物
ナッツやせんべいといった硬い食べ物や、ガムやキャラメルのような粘着性の高い食べ物は、詰め物や被せ物が割れたり外れたりする原因になることがあります。
理由3 歯磨き不足
適切な歯磨きやフロスを行わないと、清掃不良が原因で被せ物や詰め物の下で虫歯が再発したり、歯茎が炎症を起こし、歯ぐきが下がることで詰め物の下の歯根部が見えることがあります。
理由4 生活習慣
お菓子やジュースなどの甘いものを頻繁に摂取すると、虫歯になりやすい環境が作られます。また、研磨剤が配合された歯磨き粉の使用で、詰め物や被せ物に傷がつき、汚れが溜まりやすくなります。
定期検診を習慣にしましょう
虫歯の治療が終了したからといって、歯医者に行かなくていいわけではありません。定期検診に通い、歯科医師にチェックしてもらうことで、虫歯の再発や詰め物の問題を早期に発見できます。治療した歯にはおおよその耐久年数がありますが、定期検診を習慣にすることで、再治療を避けながらより長く健康な状態を保つことができます。大きなトラブルになる前に定期検診を習慣化することが、歯の寿命を延ばす近道です。
ファミリー歯科医院は
虫歯ゼロを目指します
ファミリー歯科医院では、志木市にお住いの皆さまにより健康で長生きしていただけるよう、虫歯ゼロを目指しています。虫歯になってしまった方にも、安心して健康な歯を維持していただけるよう、虫歯治療後もスタッフ一同サポートを行います。
当院は、厚生労働省と日本歯科学会が推奨する「8020運動」に取り組んでおり、80歳で20本の歯を残すことを応援しています。患者様の生活の質(QOL)の向上を心から願ってます。
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