~TBIセミナーのご紹介~
※動画を再生すると音声が流れます
セルフケアの質向上と
TBIの必要性
患者様自身で行う予防(セルフケア)は、歯磨きがメインであり、
「歯磨きを正しく行えているかどうか」が大変重要になります。
定期的に歯科医院でメンテナンスを受けても、
毎日行う歯磨きがしっかり行えていなければ、効果的な予防につながりません。
長期的な口の中の健康維持には、正しい歯磨きの習得が必要です。
TBIとは?
TBIとは“Tooth Brushing Instruction”の略であり、歯磨き指導のことを指しています。毎日歯磨きを行っていても、虫歯や歯周病になってしまうのは、正しく歯磨きが行えていない可能性があるでしょう。
もちろん、歯磨きだけで完璧に病気を防げる訳ではありませんが、毎日の歯磨きを軸としてメンテナンス(歯科医院で行う予防治療)を取り入れることが大切です。
歯磨きの目的
そもそも歯磨きは、食べカスを取り除くことだけを目的として行なっているわけではありません。歯に付着したプラーク(歯垢)を除去し、細菌の繁殖を防ぐことが大きな目的です。プラークはネバネバしており、うがいだけでは除去できないため、歯ブラシなどの清掃用具で取り除く必要があります。
病気の原因はプラーク内の細菌
虫歯や歯周病の発症リスクは1つではなく、唾液の質や量、生活習慣など多くのことが複雑に関係しています。しかし、病気が発症する根本の原因は、プラークの中に存在する細菌であり、健康維持には歯磨きによるプラーク除去効果を高めることが有効です。
TBIのメリットについて院長から
-
-
merit1磨き残しを把握できる
自己流の歯磨きでは、磨き残しになりやすい場所が出てきます。磨き残しになりやすい場所は人によって違いがあり、磨き方だけでなく歯並びや使用する歯ブラシの違い、利き手などによっても違います。自分のうまく磨けていない場所を把握することが大切です。
-
-
merit2歯磨きのコツを習得
歯の向き・生え方・形状は、1本いっぽん違っています。特に日本人の歯は丸みを帯びているため、平面を磨くのとは違って磨き残しやすく、磨く箇所に応じて適切な歯ブラシの当て方や動かし方が求められます。 正しい歯の磨き方やコツを習得することによって、効果的にプラークを除去できるようになります。
-
-
merit3正しいブラッシングの維持
定期的に正しいブラッシングが実施されているか、それによりどのような効果が出ているのかを確認します。
定期的なTBIにより正しいブラッシングを維持することは、「口腔内を清潔に維持できる」「口の中の変化を確認できる」といったメリットがあり、長期的な健康維持につながります。
口腔内細菌が及ぼす
様々な影響
口腔内に存在する細菌の種類は700種類と言われており、プラーク1ミリグラムあたりには1億個もの細菌が含まれています。口の中の細菌は、虫歯や歯周病といったお口の病気の原因になるだけでなく、口臭も引き起こします。
さらに、細菌が原因で引き起こるお口の病気によって、歯が抜けたり噛み合わせが悪くなったりといったことが起こりやすくなります。
毎日のセルフケアの質を向上させ、定期的にチェックやクリーニングを受けることが、予防効果を高めます。お口の健康を維持し、生涯の歯の健康、さらには、豊かな生活につなげていただきたいと願っています。